nodoca(ノドカ)でインフルエンザの検査ができます
寒い日々が続きますね。インフルエンザが今週に入り一気に増えて、学級閉鎖になる学校も見られています。
当院ではこの冬から新しいインフルエンザの検査機器である、nodoca (ノドカ)(https://nodoca.aillis.jp/)を取り入れております。
nodocaは、専用カメラで撮影した咽頭画像と問診情報等をもとにAIが判定する、患者さんの痛みが少ないインフルエンザ検査を提供します。nodocaを用いた検査は保険適用されており、保険点数は305点で、迅速検査キットを用いた検査法(301点※2)とほぼ同じです。
特徴としては、発熱後比較的早期に診断が可能なこと、またお鼻に綿棒を入れられる不快感がないこと、検査結果が数十秒でわかることが挙げられると思います。またnodocaを用いた検査は、ウイルス自体ではなく患者さんの症状や体の変化に着目するため、発症早期の検査にも利用可能です。発熱やのどの痛みなどの症状が出始めてすぐの患者さんにも、インフルエンザ検査の結果をお伝えできます。PCR法検査に対するnodocaの感度は76.0%、特異度は88.1%とされています。
ただ対象年齢が6歳以上となっており、のどの写真を撮るために、5秒以上しっかり口を開けることも必要になりますので、お子さまによっては難しい場合もあります。また発熱24時間以上経過していますと、これまでの鼻の検査の方が正確かと思います。
外来の混雑具合や機械の不具合の時には難しい場合もあり得ますが、少しでも負担の少ない検査が提供できるかと思いますので、ご希望の方はご相談ください。
2024-12-18